2012年05月29日

ローマ法王庁「ヴァチカン」のスキャンダル 767号




 キリスト教の総本山、「ヴァチカン」でスキャンダルが発覚してローマは騒然としている。

 スキャンダルは地元メディアによると、”秘密文書の暴露”と”資金の洗浄疑惑”でローマ法王の側近の執事が逮捕され、ヴァチカン銀行の総裁が突然解任されたということらしい。

 今年に入り、ローマ法王庁「ヴァチカン」のヴァチカン銀行(宗教事業協会)の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑に関する内部文書が地元メディアで大きく報じられ、今月中旬にはローマ法王への手紙など多数の秘密文書が暴露本「聖下(法王の称号)ベネディクト16世の秘密書類」として出版され大きな話題になっていた。

 ローマ法王庁が情報提供者の捜査に乗り出しているその矢先に、ローマ法王の最も信頼する側近の執事が書類流出の疑いで逮捕された。

 また、資金洗浄疑惑に関してヴァチカン銀行は今月24日、緊急理事会を開いてコディティデスキ総裁の不信任案を決議し突如解任した。

 関係者の話によると、同総裁が暴露に深く関わっていた疑惑が緊急で異例の解任の理由に挙げている。

 ヴァチカン銀行では2年前にもイタリアの民間銀行を通じて資金洗浄をした疑惑で、イタリア当局に資産2300万ユーロ(日本円で約23億円)を差し押さえられてスキャンダルに発展した経緯があった。

 今回の騒動でローマ法王庁では、さらに秘密暴露の情報提供者を懸命に探すなど”犯人探し”に躍起になっている。

 キリスト教の権威ある最高の聖域でのスキャンダルに、街中の「BAR(バール)」に集う人々など多くのローマ市民はこの話題で持ちきりだ。




 琉歌 五百十五

 「キリストの神の(きりすとぬかみぬ) 御殿ヴァチカンや(うどぅんばちかんや) 民心受けて(たみぐくるうきてぃ) 世果報願てぃ(ゆがふにがてぃ)」

 「キリストの神の 御殿ヴァチカンや 民心受けて 世果報願てぃ」

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Posted by 山川のりじ at 21:35 │典二の日記 (1,721)▼

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