2011年06月13日

「逆境を生き抜く力」我喜屋勝興南高校野球部監督 416号

「逆境を生き抜く力」我喜屋勝興南高校野球部監督 416号「逆境を生き抜く力」我喜屋勝興南高校野球部監督 416号

 昨日那覇市ハーバービュークラウンホテルで、去年、史上6校目の甲子園春夏連覇の偉業と同時に、沖縄県勢初の夏の甲子園優勝を達成した興南高校野球部・我喜屋勝監督の出版パーティーが行われた。

 ホールが溢れんばかりに盛況で、各界から大勢の皆さんが出席し我喜屋監督の初めての本の出版を激励した。

 本のタイトルは「逆境を生き抜く力」(WAVE出版)で、帯に「仕事も人生も小さなことに全力で取り組めば大きな成果となる」と書かれている。

 我喜屋監督とは、私の親友が監督と家族同様に親しいこともあり、30年以上も前からの知り合いだ。

 北海道のノンプロチームで活躍された頃から今日まで、その人柄は変わらずずっと穏やかだ。

 沖縄に帰り母校興南高校の野球部の監督を引き受けたことが決まった頃、監督と友人と3人で小料理屋で祝杯を上げたことがある。

 その時、我喜屋監督は「3年以内で甲子園で優勝するチームを作る」とはっきりと断言された。

 胸が踊り、嬉しい気持ちになったが、その言葉通り、見事に春夏の甲子園連続優勝を果たした。

 我喜屋監督の言葉で(講演などでもよく話されるが)「人生のスコアボードはずっとつづく」という言葉はいい。

 15歳~18歳の人生経験の浅い球児たちによく話をするそうだが、本の中の一部分を紹介する。

 「野球の試合は9回で終わるが、人生のスコアボードは一生つづく。お前たちはその長い長いスコアボードで、ずっと戦っていかなければいけない」

 そして、いつまでもよろこんでいる暇はないし、落ち込んでいる暇もない。レギュラーになることや、甲子園に行くことだけが人生の目標ではない。それよりも、人生のスコアボードで確実に点を重ねて、人生の勝利者になってほしいと思う。

 将来きちんと仕事をして、社会の役に立つ自立した大人になる。

 学生時代とは、そのための準備をする貴重な時間であり、高校野球とは、強い心と体を育てるための場所なのだ。

 「人生のスコアボードは一生つづく」。

 
 琉歌 百六十四

 「我喜屋御言葉の(がちやみくとぅばぬ) 志高く(くくるざしたかく) 生命限り生きて(ぬちかじゃりいちてぃ) 時代上げて(じでいあぎてぃ)」

 「我喜屋御言葉の 志高く 生命限り生きて 時代上げて」

 我喜屋監督の実践の言葉は志の高さを感じさせる 生命の限りを尽くし 歴史を時代を刻む生き方をしよう




人気ブログランキングへ

  • LINEで送る

同じカテゴリー(典二の日記 (1,721)▼)の記事
 2020沖縄県議選、議席に届かず 3953号 (2020-06-08 14:51)
 2020沖縄県議選9日目(最終日) 3952号 (2020-06-06 17:19)
 2020沖縄県議選7日目、今日から”三日攻防” 3950号 (2020-06-04 13:40)
 2020沖縄県議選6日目、同級生に50年ぶりに再会 3949号 (2020-06-03 19:06)
 2020沖縄県議選5日目 3948号 (2020-06-02 16:08)
 2020沖縄県議選4日目 3947号 (2020-06-01 06:23)

Posted by 山川のりじ at 10:33 │典二の日記 (1,721)▼

アクセスカウンタ
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ