梅雨を彩る伊集(イジュ)の花、咲き始める 3931号
(沖縄県議会議員 山川典二)
沖縄の梅雨を彩る花としてお馴染みの「伊集(イジュ)・琉球語で(んじゅ)」。
北部やんばるの山に清楚な白い花がほころび始めたらしい。
イジュは琉球列島固有亜種の常緑高木。
詠み人知らずだが、有名な琉歌があるので紹介したい。
「伊集(んじゅ)ぬ木の花ぬ あん清(ちゅら)さ咲(さちゅ)い 我(わ)ぬん伊集(んじゅ)やとぅてぃ 真白(ましら)咲(さ)かな」
清楚な伊集の花が清らかに咲いていて心が洗われる。私も伊集の花のように咲いてみたいという意味。
雨の雫(しずく)に良く似合う花だ。
さてそれでは皆様、この後も良いことが起きますように!
琉歌 三千四百三十一
「あみばしりやまに(雨走り山に) さちゅるんじゅぬはな(咲く伊集の花) いるじゅらしゃみぐとぅ(色美らさ見事) くくるあれえ(心洗い)」
「あみばしりやまに さちゅるんじゅぬはな いるじゅらしゃみぐとぅ くくるあれえ」
関連記事