国の雇用調整助成金に県の上乗せ分をするとの知事発言は不透明 3913号

山川のりじ

2020年04月28日 12:48


(沖縄県議会議員 山川典二)

 国の雇用調整助成金に上乗せして県内事業者を支援すると3月9日の知事の記者会見から約50日が経とうとしている。

 玉城知事はその際「複合産業である観光産業は多くの領域で影響を受け、とりわけ中小企業などは多大な影響を受けていると推察される」とコメントし、新型コロナ緊急対策としての事業者支援策を予備費10億円を活用し2019年度補正予算で対応するとしていた。

 しかし、3月も終わり4月も月末を迎えているが一向に実現する可能性はない。

 県の担当部局に確認すると、上乗せ分についてはまだ制度設計の段階で予算措置もされず何時になるか期日も今のところ決まっていないとのことだった。

 つまり企業の従業員の休業補償については1日当たり8330円を上限に支払われる国の雇用調整助成金に沖縄県が上乗せをして企業への緊急対策支援をするといち早く明言した玉城知事の発言は何だったのか、具体的な目論見もなく只のパフォーマンスの発言だったのか、はなはだ疑問を感じるところだ。

 知事の公式な発言は重い。

 多くの県内企業が期待したことだろう。

 だが、期待はずれだったとの声は大きい。

 緊急事態の中、知事の責任で県内中小企業をしっかり救済して貰いたいと思う。

 何れにせよ、コロナウイルス感染症に伴う助成金・給付金は多岐にわたるので、なるべくこのブログで紹介して行きたい。

 さてそれでは皆様、この後も良いことが起きますように!

 琉歌 三千四百十三

 「くいぬぶいあがてぃ(鯉のぼり上がり) おおるうちいるう(青色黄色) くるうあかびにとぅ(黒赤紅と) かじにあしび(風の遊び)」


 「くいぬぶいあがてぃ おおるうちいるう くるうあかびにとぅ かじにあしび 」


 

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