伊平屋島のクマヤー 3889号
(沖縄県議会議員 山川典二)
伊平屋島は那覇市より2度ほど気温が低いと地元の人がいっていたが、その通りだと思う。
昨日は昼間は過ごし安かったが夜になるとひんやりとしていた。
伊平屋島の北部にある久葉山の近くに天岩戸伝説の”クマヤー”がある。
中に入ると、神聖な雰囲気で涼しかった。
何となく神の存在があるようにも感じられた。
伊平屋島名所の一つ”年頭平松”の直ぐ近くに、天の巌戸神社があり地元の方の案内で参拝した。
県内の或る神社の発案で村役場に相談し”クマヤー”の神様を村有地に神社を建てて移したという。
高齢者や年配の神人(カミンチュ)にとっては急斜面のクマヤーに上り狭い岩の入り口に入るのはとても大変だ。
そういう理由でクマヤーの神様に参拝しやすい場所に移って貰ったのかと思ったが、そういう理由だけでもないらしい。
何れにせよ、久しぶりの伊平屋島訪問でクマヤーの神様が引っ越ししていたことに少々驚いた。
読者の皆さんの中に伊平屋島に行かれる機会のある方は、是非”クマヤー”に登ってほしいと思う。
何か感じるものがあるかもしれない。
さてそれでは皆様、この後も良いことが起きますように!
琉歌 三千三百八十九
「いひゃじまぬにしぬ(伊平屋島の北の) くまやあぬなかや(クマヤーの中は) かみがみぬかみぬ(神々の神の) いぬりどぅくる(祈り処)」
「いひゃじまぬにしぬ くまやあぬなかや かみがみぬかみぬ いぬりどぅくる」
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