豚コレラ感染、拡大か 3804号
(沖縄県議会議員 山川典二)
沖縄県内で33年ぶり発生した豚コレラ(CSF)の感染の疑いが拡大する可能性がある。
うるま市の養豚場で飼育されていた豚が豚コレラに感染した問題で、新たに近隣地域で感染が疑われる豚が見つかったことが9日分かった。
感染が確認されれば3例目となる。
感染の疑いのある豚は3キロ圏内にある2か所の養豚場で見つかったが、飼育数は3500頭になり9日までに1170頭を殺処分した。
沖縄県は今日午前、知事を本部長とする”県特定家畜伝染病防疫対策会議”を開き今後の対応策を協議する。
沖縄県は9日までに本島内全ての約270戸の養豚業者に対し、施設の消毒を命じた。
豚コレラは豚やイノシシ特有の家畜伝染病で、人にはうつらず県の担当者は「感染した肉を食べても人体に影響はない」と風評被害にならないよう冷静な対応を呼び掛けている。
旧正月を控え豚文化の浸透した沖縄県での豚コレラの発生は県民にとって看過できない問題だけに、感染経緯の確認と現状など早めの対策を県議会としても取らなければならないので、今日にでも私が所属する農林所管の県議会経済労働委員会での臨時委員会開会の手続きを促し協議出来ればと考えている。
さてそれでは皆様、この後も良いことが起きますように!
琉歌 三千三百四
「しまぬとうがらし(島の唐辛子) こうれえぐうすう(高麗薬用) とうとぅこうれえぬ(唐と高麗の) わじゃぬむしび(技の結び)」
「しまぬとうがらし こうれえぐうすう とうとぅこうれえぬ わじゃぬむしび」
沖縄の食文化は昔から唐(中国)と高麗(朝鮮半島)の影響を大きく受けてきた。
豚の三枚肉などが入った沖縄そばには、薬味として唐辛子か泡盛で漬けたこうれいぐうすう(コーレーグースー)を入れて食する。
大陸の食文化を歴史を重ね琉球(沖縄)風に咀嚼し沖縄食文化として定着させた先人の知恵に目を見張る思いだ。
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